2016年7月9日〜16日、王永徳二胡工作室の夏合宿に行ってきましたよ。
とても貴重な経験をさせていただきました!
いつか行ってみたいと思ってる方の参考になるかわかりませんが、何回かに分けてレポートを書きたいと思います!
 

私が夏合宿と呼んでいるものの正式名称は、「二胡大師班夏令営」と言います。
中国で一番歴史のある国立音大・上海音楽学院の王永徳教授の主催で、著名な二胡演奏家たちのマスタークラスが行われます。
 
(上海音楽学院といえば、ずいぶん前に、谷村新司が教授に就任してニュースになったところでもあります。)
 
 

参加方法:
王永徳二胡工作室HP(http://www.georgegao.com/erhu/)に、5月末頃に募集要項が掲載されました。
そこに報名表(申込書)のエクセルが載っているので、蒋老師宛にメールで送りました。
メールを送るにも、不慣れな中国語なので、ネットで翻訳したり文例を調べたりしながら、結構時間がかかってしまいました。
 
 

先生:
年によって参加される老師(先生)は若干変わるようです。
今年は王永徳、高韶青、陳春園、段皚皚、劉捷、呉旭東老師でした。(陳輝星老師は台風のため欠席)
 
 

曲の準備:
募集要項には、課題曲が載っていました。
(基礎班、技術特長班、外籍人員班、在校生班など、班別にそれぞれ10曲以上)
 
申し込み時に参加班を申請する必要はありません。
課題曲は一通り弾けるようにしておかなくてはいけないのかと思っていたら、実際は全く関係ありませんでした。
課題曲でなくても、自分の見てもらいたい曲を2〜3曲用意しておくといいです。
突然弾いてと言われますので暗譜必須。
 
 

日程:
7月9日 上海音楽学院に13時に集合、王永徳老師の部屋で先に参加費の精算、バスで浙江省余姚高風中学へ移動(学生寮に宿泊)
10〜15日 班毎のレッスン3日間、個人レッスン2回、講義2回、音階コンテスト、演奏会など、計6日間の合宿
16日 バスで上海音楽学院へ戻る、昼すぎに着く
 
 

行くまでの流れ:
5月24日に申し込み完了。
6月に入って、パスポートの更新、HISで飛行機の予約、ホテルズドットコムで合宿の前後1泊ずつのホテルを予約しました。
 

蒋老師から日程表とか送られてくるかな〜とドキドキ待ってましたら、7月4日にメールで持ち物リストが届きました。
わぉ、ぎりぎり。
 
 

持ち物:
色々丁寧に書かれていましたが、こちらは実際に持っていったものリストです。
(私の主観で)○必須 △どちらでも ×不要
 
○衣類
○タオル(バスタオル代わりに、枕カバー代わりに)
○歯ブラシ
○ビーチサンダル(シャワー用)
○石鹸、シャンプー
○洗濯洗剤
○たこ糸(物干し用)
○ヨガマット(ベッドに敷き布団がない、ゴザの上に寝るので)
○バスタオル(ブランケット代わりに)
○蚊取り線香
○ライター(日本から持ち出す際は手荷物OK、中国から出るときは没収された)
○ヘッドライト(電気を消した後の手元の明かり用)
○折りたたみ傘
○虫除けスプレー
○ムヒ
○薬(風邪薬、胃腸薬、酔い止め、疲労回復系)
○おやつ(非常食)
○筆記具、はさみ、メモ用紙
○スマホの充電器
○ビデオ(レッスンは録音、録画可)
○ビデオの予備バッテリー(中国から出るときは手荷物に入れておく、スーツケース内にはビデオ本体とその中に入ってるバッテリーのみOKだった)
○SDカード(64GBを念のため2枚)
○ICレコーダー
○二胡(ハードケース、中にプチプチを詰めて動かないように)
○替えの弦
○上海の弓(先生たちも上海の弓を使ってるので、基礎を習うときにまねしやすい)
○テキスト「二胡音階琶音練習」(王永徳編著、上海音楽学院出版社)
○財布(中国元専用にしてある)
○貴重品用バッグ(鍵もかけると安心)
○買い物袋(上海ではコンビニでも本屋でも袋をくれない)
○パスポート
○クレジットカード(空港のATMでキャッシングして元をゲットする)
○飛行機のeチケットをプリントアウトしたもの
○ホテルの地図をプリントアウトしたもの
 

△S字フック(ハンドタオルやポーチなどをひっかけておくのに便利だった)
△コップ(インスタントコーヒー用、飲料用のお湯が廊下にある)
△インスタントコーヒー
△ダニ取りシート(気休めに)
△教本(持ち物リストに載っている本を全部持っていったら荷物が重かった、楽譜は使わなかった、でも先生にサインをもらえた)
△冷却シート(暑さは大丈夫、部屋にクーラーがある、足や腕が疲労したときには役に立った)
 

×白いシャツ(持ち物リストに載っていた、開会式は「白または明るめのシャツとスカートで」みたいなことが書かれてましたが皆関係なくラフな格好でした)
×中国語の学習本(勉強する気もおこらず、重いだけでした)
 

持っていったらよかったもの・・・
針(スマホのSIMカードを取り出す際に小さな穴に刺す)
スマホのモバイルバッテリー(中国SIMを入れたせいか、フル充電しても半日しか持たない)
 

日本出発前に・・・
Gmailは中国で使えないので、滞在期間中のメールはYahooに送って、と言えばよかったな〜
 
 

持ち物については、ホテル住まいではなく寮生活ということでサバイバルのような大荷物になってしまいました。
でも、意外とどれも役に立ち、そして、楽譜が役に立たなかったという。
スーツケースと二胡のハードケースで22kg。重すぎて手にマメができそうでした。
 

メールでやりとりする蒋老師は、合宿中ずっと私たちのお世話をしてくれて、一緒に学生寮にも滞在してくれます。
とても優しい先生で、少しだけ日本語が話せます。
勝手に女の先生だと思い込んで行ったら、男の先生でした。
 
 
 
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風韶 二胡教室
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