6日目 2016年7月13日(水)
だんだん写真が少なくなってきました。
今朝の中華です。
今日の個人レッスンは、呉旭東老師です。
「燭影揺紅」を見ていただきました。
なんなんだ、この老師は!
「燭影揺紅」は引子(前奏)から終わりまで、いろんなタイプの演奏があるけれど、好きすぎる音・間合いの選択。
最後の消えゆく音をこんな風に弾く人はこの老師しか聴いたことがありません。
明るく楽しいワルツの曲ではなく、蝋燭のはかなさ・人生のはかなさ・永遠を感じるような余韻の残し方。
音のうねりに合わせて効率よく体の動きを乗せる方法。
衝撃的・・・・
私の苦手だった体全体の運動を、ぎこちないなりに大胆に動かす練習をしました。
音に乗れたときの気持ち良さを初めて感じることができました。
スノーボードで体の軸が取れて、足が勝手に動いたときの感覚と似ています。
体を前に出すのを利用すると、弓が長く大胆に使えて抑揚をつけやすくなるという発見。
日本に帰ってから他の先生と合宿の話をしていて、私は知らなかったけど呉旭東老師は超有名人で、日本ではファンがたくさんいるんだと聞きました。
なるほど、日本人好みの演奏というのがすごくわかる。
ネットの動画で見た二胡随想曲二号蒙風も、オリジナリティーもあって自然でカッコつけすぎていなくてカッコイイ。
自然の摂理、大事だなあ。
これで、合宿で受けられるレッスンはすべて終了してしまいました。
あっと言う間。。。
15時からは学習の成果を披露する演奏会が行われました。
私は「燭影揺紅」を弾きました。
高韶青老師と呉旭東老師に教えていただいたこと、どっちを出していこうかと迷って、結局ミックスしました。
そんなことより中国の学生たちの演奏がもう素晴らしくて。
小、中、高校生でこのレベル、音大に進んで行く人たちは何を目指していくのだろう。
いや、プロを目指していくのでしょう。
競争社会であることは間違いないのに、ピリピリ感は全くなくて、先生も学生もみんな楽しそう。
音楽は人生を豊かにしてくれるものという教えが教育の根底にあるのでしょうか。
良い演奏家は人格も素晴らしいと王老師もよくおっしゃっています。
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風韶 二胡教室
FENG SHAO | 嵐山・大山崎・高槻 | 澤田雅子
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