今年のしめくくりに、素晴らしい一日を過ごすことができました。
ジョージ・ガオ先生の二胡レッスン。
京都での初開催が無事終了しましたどころか、ものすごい旋風を巻き起こし、参加した人全員の意識をぐわっと未来へ向けてくれた、そんな講座となりました。
 

弓の持ち方、棹の支え方、弓と音の重量感、体を一緒に動かしてみること、たくさんのコツを教えていただきました。
各曲の解説は、想像力豊かな表現と、演技で、わかりやすく、音楽に投入するということを全身で伝えてくれました。
 

もうひとつのお楽しみ、韶琴での演奏は感動の嵐です。
「最近この曲がお気に入りなんだ」と言って弾いてくれた「ニューシネマパラダイス」。うるうるきてしまいました。
チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」、マイケルジャクソン、ジョージ・ガオ「二胡随想曲第五号納西」。
普通の二胡ではなく、韶琴だから奏でられる低音域から高音域。
「二胡はひとつの音色にすぎないと思うんだ、中国の音楽だけでなく世界中の音楽を奏でていいんだ、二胡だってもともとは中国にとっても外国の楽器なんだし」っていうガオ先生の考え方に触れられたのが、私にとってはとても大きかったです。
ここにたどりつくまでのガオ先生の苦悩と葛藤をも垣間見た気がします。
 

一緒に講座を受けた皆さんとは、何か一つの大きな目標を共有できたような、えいえいおー!という団結感が生まれたような、そんな気がしています。
死ぬまでになんとか「二胡随想曲」制覇を目指したいなあ。第二号と第五号が好きです。
 

(余談)
今回は今井先生の多大なるご協力の元、企画から関わらせていただくことができ、夢のような1ヶ月でした。
講座前日、京都駅の新幹線口で、ガオ先生というスターをお出迎えする時のドキドキ感といったら。
ガオ先生が出てこられるのを発見すると、思わず松尾先生を盾に、後ろに隠れて手をふる乙女。
気さくなガオ先生が握手とハグを!一瞬で心を鷲掴みにされた乙女。
この瞬間が楽しすぎて明日が来てほしくない、明日が終わってほしくない、そんな講座前夜でした。
 

年末の慌ただしい中、ご参加くださった皆さま、改めて御礼申し上げます。
 
 
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ファンシャオ二胡教室
風韶 FENG SHAO ERHU | 大山崎・高槻・嵐山 | 澤田雅子
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